呼び名

長く付き合っている友人からふと、
「ねぇ、今まで私はあなたのこと『ゆきこさん』って呼んでいたけど、
他の人は『ゆきさん』とか『ゆきちゃん』とか『ゆき』って呼んでるでしょ。
『ゆきこさん』って他人行儀に呼ばれるの、本当はいやだった?」
って聞かれた。

意識してみると確かにそう。
その友人だけ私のことを『ゆきこさん』って呼ぶ。

いやだったかどうか...?

うん、いやじゃなかった。

だって、友人はいつもやさしい声で名前を呼んでくれる。
わたしが自分のダメな部分をさらけ出しても受け入れてくれる。

「いやじゃなかったよ」って言いながら、
小学生のころに読んだ赤毛のアンを思いだした。

確か、アンを引き取ったマリラは、
アンに自分のことを「おばさん」とは呼ばせずに、
「マリラ」と呼ぶように言ったっけ。
呼び捨ては失礼になるのではないかと心配したアンにマリラは、
「敬う気持ちがあれば失礼にはならない」って言っていた...ような気がする。
(少し違うかも)

友人は、いつもわたしに温かい気持ちで接してくれている。
だから、どんな呼び方でもいいんだと思った。

きっと呼び名が大切なんじゃなくて、その名前を言う時の気持ちが
一番大切なんだろうな。



Posted by ゆき(ごんた) at 21:34│Comments(0)
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