週に1度の夕飯

「これから週に1回夕飯を作りに来ていい?」

急に年上の友人からそう提案されました。
半年ほど前のことです。

どうしてそんな提案をしてくれるのか不思議に思いながらも
ありがたく受けることに。
そしてそれから毎週友人は夕飯を作りに来てくれるようになりました。

夕方まで友人も働いているのに、仕事のあと私の家で子供達と
会話をしながら夕飯の用意をしてくれます。

私はというと、相変わらず夜まで仕事の毎日。

疲れた身体で家に帰ると、友人と子供たちの明るい笑顔、
「おかえりなさいっ」という声、それから温かな湯気立ちのぼる
夕飯。

嬉しくて、幸せな空間を作り出してくれる友人に感謝しつつも、
なぜここまでしてくれるのか不思議で仕方がなかった。

でもなぜか理由は聞けませんでした。


そんなあるとき、

何気ない会話の中で彼女が、
「遠くでどうしているのか心配しているよりも、直接関わっていたほうが
安心するの…」

そっか。
私はとても大きな心配を彼女にかけていたんだ。

彼女の言葉で初めて気がつきました。

2年ほど前、過労で少し体調を崩してしまった私を、
彼女はずっと心配してくれていたんです。

1人で仕事をするようになって数年。
1人で仕事をしているような気がしているだけで、
実際には、彼女を含め多くの方に支えられてここまでこれたことにも
気がつきました。


愛情溢れる彼女の存在は、私に大切なことを教えてくれます。

彼女のようなひとに、わたしもなりたい。




約1年ぶりの更新です。
お読みくださり、ありがとうございます。
この間、多くの方から「更新はいつ?」と声をかけていただきました。
つたない文章を待っていてくださる方がいることに感謝しつつ、
今後も無理せずゆるやかに更新していけたらと思います。

またこの春から事務所を移転いたしました。
詳しくは、HP(http://www.career-and-life.com/)
をご覧ください。




Posted by ゆき(ごんた) at 00:09│Comments(0)
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