先月、専門学校の生徒さんに、
「ワークライフバランスについて」の講演を行いました。
9月にお話をいただいたとき、担当された先生に、内容はなんでも良いと言われました。
あなたらしさを出してください。あなたの話しをしてください。と言われました。
「理論に基づいた研修や講演はできるけど、『わたし』を題材とした
話を1時間半もなんてできない!」
「断ろう断ろう。そうだ、ちょうどその日は仙台での仕事がすでに
入っているではないか!」
って言葉が心の中で渦巻きました。
でも、
「本当にそれで良いの?」
「いつまでもこんな風に、『自分』を出すことに躊躇していて
良いの」
そんな言葉も、断りたいという気持ちと同じくらい
渦巻き始めました。
私は、お客様の黒子のような存在でいたい。
顔なんか出したくない。『自分』なんて出したくない。
その気持ちは、この仕事をしてからずっと思っていました。
だから、ブログにも写真を載せることはしなかった。
でもちょうどその頃
TEAM100のメンバーと
同じ雰囲気の中で写真を撮ってブログなどで使おうという話が持ち上がり、
その提案は、すんなりと自分の中で受け入れることができました。
顔を出すことで安心するお客様がいらっしゃる。と思い始めたことと、
きっとひとりではなかったから受け入れることができたんだと思う。
そして、とても尊敬しているある人が、半年前に、メールで
言った言葉、
「あなたの生き方そのものが、ワーク・ライフバランスを地でいっている。
今後の仕事の1分野として検討したらどうか?」
この言葉を思い出しました。
そうだ、仕事と私生活のバランスをくずして、病気になりそうな人や
なってしまった人をみてきたじゃない。
これから社会に羽ばたく人が、より健康で充実した日々を
過ごしていけるように、
私の体験と思いを、自分の言葉で話そう。
自然体で、話そう。
10月2日、仙台を他の人に替わっていただき(そのかわり、別の地区の仕事を
受けました)、緊張しながら、約1時間半、なんとか話すことができました。
先生から「毎年やっているが、今日は眠っている学生が少なかった。」
とお褒めの(?)言葉をいただき、ホッとしました。
5分くらい遅刻してきた学生さんが、講演後、
「せんせい、遅刻してきてすみませんでした。おはなし、わかりやすくて
おもしろかったです。」ってわざわざ言ってきてくれたとき、
なきそうになりました。ありがとう。
(でも、面白い話をしたつもりはないのですが。。。)
Aさん、「ワークライフバランス」のキーワードをくださってありがとうございます。
あのときは、、「ワークライフバランス」が、なんの仕事になるの?
ってメールで返信して、困らせてごめんなさい。
Aさんと知り合えたおかげで、今さまざまな仕事を恐がらずに(イヤ、恐いです。本当は)、
勇気を持って歩んでいます。
何年か前に「こうしていきたい」と話したとおりになっています。
今、あの場所にメールして良いか悩んでいます。
もし、このメールを呼んだ下さったら、ご連絡くださいませんか?
またランチしましょう!お話したいこともたくさんあるし、
いろんなお話をたくさん聞きたいです。
お読みくださり、ありがとうございます。